予言者 prophet 2005 11 20
日本の将来は、予言者でなくても、誰だって、正確に予言できます。
下の図を見ると、いろいろなことが、わかります。
1 第3次ベビーブームの山ができないと、将来、社会保障は、アウトに近いこと。
日本の社会保障は、働く現役世代が、高齢者世代を支える仕組みになっています。
こうした仕組みが嫌ならば、消費税で社会保障を負担する方法があります。
これならば、すべての世代が、社会保障を支えることになるでしょう。
しかし、消費税率は、15%以上になるでしょう。
2 第1次ベビーブーム世代が退職すると、影響が、かなり大きい。
この世代は、高給取りであると同時に、高額納税者であるからです。
つまり、数年後には、高額納税者が、年金受給者になってしまうこと。
3 長期に渡って、消費者と納税者が減少していく。
これでは、企業も政府も、いくら経営努力しても、きびしい。
その他、いろいろありますが、この辺にしておきます。
そういうわけで、私は、ヒマさえあれば、少子化対策の重要性を叫んでいるのです。
もちろん、「将来の日本は、小さく貧しい国になってもよい」と考えるのならば、
少子化対策は、必要ないかもしれません。